容疑者、米入国後に亡命申請=西部州の親イスラエル行進襲撃 2025年06月03日 09時21分

【シリコンバレー時事】米西部コロラド州ボルダーで、イスラム組織ハマスに捕らわれているイスラエル人人質への連帯を示す行進が襲撃された事件で、警察に拘束されたモハメド・ソリマン容疑者(45)が米国に観光ビザで入国し、亡命を申請していたことが2日、分かった。同容疑者は第1級殺人未遂や憎悪犯罪などの容疑で訴追された。
米メディアによると、ソリマン容疑者はエジプト国籍。国土安全保障省の当局者は同容疑者について、2022年に入国し、亡命を申請したとX(旧ツイッター)に投稿。23年2月にビザの期限が切れたと説明し、「不法滞在」だと断じた。
ただ制度上は、亡命申請中は滞在を認められる。トランプ大統領はSNSで「容疑者はバイデン前大統領のばかげた国境開放政策で入国した」と政敵批判を展開した。