ガザ攻撃で153人死亡=情勢悪化、「2カ月停戦」交渉も 2025年05月18日 07時21分

避難するパレスチナ自治区ガザの市民=16日、北部ガザ市(AFP時事)
避難するパレスチナ自治区ガザの市民=16日、北部ガザ市(AFP時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの保健当局は17日、イスラエル軍の攻撃が続くガザ各地で16日以降、少なくとも153人が死亡したと発表した。イスラエルが軍事作戦の拡大を発表した後、現地の被害状況は一段と深刻化している。
 ガザ当局の話として中東の衛星テレビ局アルジャジーラが報じたところによれば、攻撃で崩れたがれきの下には、なお140人が取り残されている。また、30万人以上が北部からの避難を余儀なくされた。
 一方、ロイター通信によると、ガザの停戦を巡るイスラエルとイスラム組織ハマスの間接交渉が17日、カタールの首都ドーハで行われた。ハマス幹部は「前提条件なし」で協議に臨んでいると説明。約2カ月間戦闘を停止し、期間中にハマスが拘束する人質のうち10人を解放する案が議論されていると報じられている。 

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