ウクライナ支援、全会一致ならず＝ハンガリーが反対―ＥＵ首脳会議 2025年03月21日 11時10分
【ロンドン時事】欧州連合（ＥＵ）は２０日、ブリュッセルで首脳会議を開き、ロシアの侵攻が続くウクライナへの支援や欧州の防衛力強化などについて協議した。ウクライナ支援の継続方針ではおおむね一致したが、親ロシア姿勢が目立つハンガリーのオルバン首相が反対を表明。加盟２７カ国による全会一致での合意には至らず、２６カ国で支援継続を確認する文書を採択した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は訪問先のノルウェーからオンラインで会議に参加し、弾薬確保のための早急な追加支援などを要請。「大陸全体にとって重要な決定や合意済みの事項を一人の人間が阻止することは反欧州的だ」と述べ、名指しは避けつつもオルバン氏の姿勢を批判した。