トランプ氏の書簡受け取り=UAE経由、指導者は交渉拒否―イラン 2025年03月13日 05時38分

トランプ米大統領(左)とイラン最高指導者ハメネイ師(AFP時事)
トランプ米大統領(左)とイラン最高指導者ハメネイ師(AFP時事)

 【イスタンブール時事】イランのメディアによると、アラグチ外相は12日、首都テヘランを訪問したアラブ首長国連邦(UAE)高官を通じ、トランプ米大統領からの書簡を受け取った。トランプ氏は7日放送の米メディアのインタビューで、核問題解決に向けてイラン指導部へ書簡を送ったと述べ、「軍事的な対応かディール(取引)を結ぶか」と迫っていた。
 書簡の詳細は不明。トランプ氏は、政権1期目で掲げたイランへの「最大限の圧力」政策を復活させる一方で、イランと核和平協定を目指す方針も表明していた。ただ、イラン最高指導者ハメネイ師は12日、「米国の現政権と交渉しても制裁解除にはつながらない」と改めて対話に否定的な考えを示した。 

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