海自護衛艦「のしろ」が豪寄港=輸出にらみ共同訓練 2025年03月12日 21時07分

【シドニー時事】海上自衛隊の護衛艦「のしろ」が12日までに、オーストラリア西部の豪軍スターリング基地に寄港した。のしろは最新鋭の「もがみ型」護衛艦。豪政府は新たに開発する次期海軍フリゲート艦のベースとして、もがみ型とドイツの艦艇を最終候補に残しており、年内にもいずれかの採用を決める見通し。
のしろは寄港に合わせ、豪軍との共同訓練を行う。もがみ型は通常の護衛艦の半分に当たる約90人の乗組員で運用可能なことが利点で、輸出をにらみ、効率性などをアピールしたい考えだ。豪国防省は「のしろの寄港は豪海軍と海自が戦略的パートナー関係を強化する貴重な機会となる」としている。