ロシア関与疑惑候補の排除確定=ルーマニア大統領選 2025年03月12日 06時33分

昨年11月のルーマニア大統領選第1回投票で首位に立ったジョルジェスク氏=2024年12月、ブカレスト(AFP時事)
昨年11月のルーマニア大統領選第1回投票で首位に立ったジョルジェスク氏=2024年12月、ブカレスト(AFP時事)

 【ベルリン時事】5月にやり直し大統領選挙が実施されるルーマニアで、憲法裁判所は11日、無効となった昨年11月の大統領選第1回投票で首位に立ったジョルジェスク氏の出馬を認めない選管の判断を支持した。ジョルジェスク氏は泡沫(ほうまつ)候補と位置付けられながらも、中国系短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を通して支持を急拡大し、当局から選挙不正やロシア関与の疑いをかけられていた。
 候補者登録を認めないと決めた中央選管の判断が確定し、ジョルジェスク氏は立候補できない。現地メディアによると、ジョルジェスク氏を支持する数百人が憲法裁の建物前で抗議活動を行った。 

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