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　【シドニー時事】オーストラリア東部のニューサウスウェールズ、クイーンズランド両州で１０日、洪水被害が広がった。先週発達したサイクロン「アルフレッド」が熱帯低気圧に変わった後も豪雨をもたらし、多数の住宅が浸水。なお約２０万戸で停電が続いている。豪政府は被災者への支援金支給を表明した。
　９日から１０日にかけて河川の氾濫が相次ぎ、被害は３０以上の自治体に及んだ。冠水した道路は閉鎖され、多くの学校が臨時休校となった。アルバニージー首相は１０日、ニューサウスウェールズ州北部で被災状況を視察し、「最大１３週分の所得補償を行う」と表明。被害規模に応じて労働者や個人事業主に支給する方針を示した。