米経済は過渡期=株安も「強い国家つくる」―トランプ氏 2025年03月10日 09時01分

【ワシントン時事】トランプ米大統領は、9日放映されたFOXニュースのインタビューで、高関税政策などの影響で米経済がリセッション(景気後退)に陥る可能性を問われ、「過渡期がある」と述べ、景気の変動が起き得ることを認めた。その上で、最近下げ基調の株価の動向に注視するよりも、長期的に「強い国家をつくる」必要性を訴えた。
アトランタ連邦準備銀行が経済指標を踏まえて算出する米国内総生産(GDP)予想によると、1~3月期のGDP伸び率(年率換算)は6日時点で前期比マイナス2.4%と見込まれた。トランプ氏は、米経済が今年、景気後退に陥るリスクについて「そのように予測するのは嫌いだ。われわれが進めていることは非常に大きく、過渡期がある。米国に富を戻す」と語った。