カナダ・メキシコ関税、「救済」検討=貿易協定踏まえ、撤回はせず―米商務長官 2025年03月05日 17時56分

ラトニック米商務長官(AFP時事)
ラトニック米商務長官(AFP時事)

 【ワシントン時事】ラトニック米商務長官は4日、カナダとメキシコからの輸入品への25%関税について、「救済措置」を検討していると明らかにした。貿易協定「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」に準拠した製品を対象とする見通し。税率引き下げなどを実施する可能性がある。ただ「一時停止はしない」とも話し、撤回はしないと強調した。
 米FOXビジネスのインタビューで語った。ラトニック氏は、両国とは断続的に協議していると説明し、救済措置は「恐らく5日に発表するだろう」と述べた。また「カナダとメキシコは、より多くのことをやらなければならない」と話し、関税の発動理由となった合成麻薬フェンタニルの米国流入対策の強化を求める考えを示した。 

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