テロ巻き添え12人死亡=武装集団が軍敷地突入試み―パキスタン 2025年03月05日 15時49分

【ニューデリー時事】パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州で4日、爆発物を積んだ車両2台が軍の敷地に通じる門に突っ込むテロ事件が起きた。大規模な爆発による衝撃で近隣の住宅やモスク(イスラム礼拝所)が崩れ、下敷きになるなどした民間人少なくとも12人が死亡、30人以上が負傷した。
治安当局によると、爆発に続いて武装集団が軍敷地内への突入を試み、治安部隊との間で銃撃戦が発生。武装集団の6人が射殺された。
攻撃はラマダン(断食月)中の日没後に、家族や友人と集まって食事を取る「イフタール」の時間に起きた。地元メディアは、イスラム武装勢力「パキスタン・タリバン運動(TTP)」の関連組織によるテロとの見方を伝えた。