ゼレンスキー氏に連帯表明=緊急首脳会合呼び掛け―欧州 2025年03月01日 08時36分
【パリ時事】欧州各国首脳らは28日、トランプ米大統領との会談が口論で物別れに終わったウクライナのゼレンスキー大統領に対し、相次ぎ連帯を表明した。イタリアのメローニ首相は危機感を強め、米欧首脳による緊急会合の開催を提案。「懸案への対応を巡って率直に話し合う」必要があると呼び掛けた。
BBC放送によると、スターマー英首相は28日夜にトランプ、ゼレンスキー両氏と電話会談した。3月2日には欧州各国首脳やゼレンスキー氏をロンドンに招き、ウクライナの和平に向けた取り組みを協議する計画だ。
欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長はX(旧ツイッター)で「親愛なるゼレンスキー大統領、あなたは決して独りではない」とエールを送った。フランスのマクロン大統領は、ロシアは「侵略者」であり、ウクライナは被害を受けた側だと強調した。
ドイツのショルツ首相は「ウクライナ人以上に平和を望んでいる者はいない」と主張。スペインのサンチェス首相も「ウクライナを支持する」と投稿し、ゼレンスキー氏が「支援に感謝する」と応じた。