対外援助削減「米の国益損なう」=パレスチナ情勢でカイロ訪問へ―国連総長 2025年03月01日 07時41分

 【ニューヨーク時事】グテレス国連事務総長は28日、対外援助の大幅削減を決定したトランプ米政権に対し「人道的役割と影響力を縮小させることは米国の国益を損なう」と警告し、見直しを求めた。また、3月4日にカイロを訪問してアラブ連盟の首脳会議に出席し、パレスチナ自治区ガザでの停戦維持を訴えると明らかにした。
 ニューヨークの国連本部で声明を発表した。グテレス氏は、援助削減によりアフガニスタンやウクライナ、南スーダンなど幅広い地域で支援活動が停止を余儀なくされると指摘。「決定が撤回されることを願うばかりだ」と述べた。 

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