ジーン・ハックマンさん、毒物検査実施＝外傷なし、死因究明中 2025年02月28日 15時43分
【ロサンゼルス時事】米西部ニューメキシコ州サンタフェの警察当局は２７日、自宅で死亡していた俳優ジーン・ハックマンさん（９５）と妻ベッツィ・アラカワさん（６５）の死因を究明していると説明した。外傷はなく、家が押し入られた形跡もないが、現時点で死因は特定できておらず、検視に加え毒物検査も実施した。
２６日午後、メンテナンスのためハックマンさん宅を訪れた人が応答がないのを不審に思って通報。駆け付けた当局者が２人の死亡を確認した。現場から一酸化炭素などは検出されなかったという。
米メディアによると、ハックマンさんは台所付近、アラカワさんは浴室で倒れていた。アラカワさんの近くには、処方薬の錠剤が散乱していた。検視と毒物検査の結果はまだ出ていない。事件を示す痕跡は見つかっていないが、可能性を除外せず詳しい状況を調べるという。