NASA、27年半ばに月面着陸=宇宙船に不具合で1年延期 2024年12月06日 11時18分

米航空宇宙局(NASA)のネルソン長官=10月21日、ブルガリア・ソフィア(AFP時事)
米航空宇宙局(NASA)のネルソン長官=10月21日、ブルガリア・ソフィア(AFP時事)

 【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は5日、日本が参加する有人月探査「アルテミス計画」を一部変更し、2026年9月を目標にしていた人類の月面再着陸を27年半ばに延期すると発表した。
 NASAのネルソン長官は、宇宙飛行士が地球に帰還する際に搭乗する宇宙船「オリオン」の「生命維持システム」について、「さらに学習するつもりだ」と説明した。耐熱シールドに不具合が生じた。
 人類の月面着陸が実現すれば、1972年のアポロ計画終了から約半世紀ぶりとなる。アルテミス計画には日本も参加しており、28年以降とされる日本人宇宙飛行士による月面着陸の方針にも影響しそうだ。 

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