正恩氏面前で「重大事故」=駆逐艦進水式、責任追及へ―北朝鮮 2025年05月22日 10時44分

【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は22日、北東部・清津の造船所で21日、新たに建造された5000トン級の駆逐艦の進水式が行われたと伝えた。しかし、進水時に事故が発生し、船体が損傷。視察に訪れた金正恩朝鮮労働党総書記は「容認できない重大事故で、犯罪行為だ」と激怒し、事故原因を調査するよう指示した。
同通信によると、朝鮮労働党の重要会議である党中央委員会総会が6月下旬に招集されることが21日、決まった。正恩氏は事故の問題を総会で取り上げ、責任を追及する考えを示すとともに、「駆逐艦の原状回復は国家の権威と直結した政治的問題だ」と指摘し、総会の前に修復を終えるよう求めた。