米住宅公社の上場を検討=トランプ氏「近い将来決定」 2025年05月22日 09時59分

トランプ米大統領=20日、ワシントン(EPA時事)
トランプ米大統領=20日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は21日、SNSへの投稿で、政府の管理下にある住宅公社のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の上場を「非常に真剣に検討している」と表明した。
 両住宅公社は、民間金融機関から住宅ローン債権を買い取り、証券化して売却することを通じ、住宅市場へ資金を供給する役割を担う。2008年に深刻化した金融危機で経営難に陥り、米政府が巨額の公的資金を注入し、救済した経緯がある。財務省が両社の優先株を持つ。
 トランプ氏は「ベセント財務長官やラトニック商務長官らと話す。近い将来、決定する」と言明。「ファニーメイもフレディマックも非常にうまくいっており、多くの現金を生み出している。時期は適切なようだ」と強調した。 

海外経済ニュース