トランプ政権、カタールの豪華機を受領=米大統領専用機として使用 2025年05月22日 06時23分

【ワシントン時事】米国防総省報道官は21日、カタール王室が寄贈した豪華ジャンボジェット機を正式に受領したと発表した。大統領専用機として使用される。寄贈を巡っては、倫理的にも安全保障上も問題があるとの批判が出ている。
報道官は「国防長官は連邦法や規則に基づき、ボーイング747型機をカタールから受領した。国防総省は大統領を運ぶ機体の安全性や技術的な要件が十分に満たされるよう努める」と述べた。発注済みの新しい専用機が納入されるまで「エアフォースワン」として使用される見通し。
同機は4億ドル(574億円)相当とされ、その豪華な内装は「空飛ぶ宮殿」とも呼ばれる。トランプ大統領は先に、SNSで「カタールが無償で提供してくれるものになぜ数億ドルを支払わなければならないのか。受け取らない者は愚か者だ」と語っていた。