4月2日に「大規模な関税計画」=インフレは否定―米財務長官 2025年03月03日 07時27分

ベッセント米財務長官=1月16日、ワシントン(AFP時事)
ベッセント米財務長官=1月16日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】ベッセント米財務長官は2日、CBSテレビのインタビューで、4月2日にトランプ大統領が唱える「相互関税」に関する大規模な関税プログラムの概要を示すと明らかにした。「貿易相手国が不公正な慣行を是正すれば、米国は関税を撤回するだろう」とも強調。課される関税は「交渉の道筋次第になる」と話し、発動まで猶予を設ける可能性を示唆した。
 一方、ベッセント氏は「トランプ第1次政権で、関税は物価に影響しなかった」と述べ、関税導入によるインフレ懸念を否定した。規制緩和やエネルギー供給の増加により、インフレ率は「連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%に向かって速やかに下がっていく」との見方を示した。 

前日からの主な出来事