〔米株式〕ダウ反発、153ドル高=ハイテク株主導(26日) 2024年04月27日 05時49分

 【ニューヨーク時事】週末26日のニューヨーク株式相場は、ハイテク銘柄がけん引して3日ぶりに反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比153.86ドル高の3万8239.66ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は316.14ポイント高の1万5927.90で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億0008万株減の8億8549万株。
 前日発表されたマイクロソフトやグーグルの親会社アルファベットの決算が好感され、相場全体を押し上げた。「人工知能(AI)への設備投資を積極的に行っている」(日系大手証券)との印象を与え、エヌビディアなどAI関連の半導体株も大きく値上がりした。
 この日発表の3月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比の伸び率が市場予想を上回り、インフレ鈍化の足踏み傾向が示された。ただ、相場への影響は限定的だった。
 ダウ平均銘柄では、アマゾン・ドット・コムが3.4%高、マイクロソフトが1.8%高、ゴールドマン・サックスが1.8%高、キャタピラーが1.6%高。一方、前日発表の決算が嫌気されたインテルは9.2%安、IBMは1.0%安。

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