〔東京外為〕ドル、145円台前半=ドル買いの巻き戻しで軟化(24日午後3時) 2025年06月24日 15時05分

 24日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、「有事のドル買い」の巻き戻しなどで、1ドル=145円台前半に軟化している。午後3時は、145円29~31銭と前日(午後5時、147円32~34銭)比2円03銭の大幅ドル安・円高。
 午前は、FRBの早期利下げ観測や中東情勢を巡る地政学リスクの後退でじり安となり、145円40銭台まで水準を切り下げた。
 午後も、有事のドル買いを解消する動きが継続し、145円20銭台まで軟化した。
 ドル円は軟調地合いが継続。中東情勢を巡る過度な懸念が和らぎ、「有事のドル買い」を巻き戻す動きが強まった。供給不安解消で原油価格が急落したほか、FRB高官が早期利下げの可能性に言及したことも、弱材料になっている。
 米国時間に、パウエルFRB議長の議会証言が行われる。それまでは「145円台前半から半ばで推移する」(FX会社)と予想される。
 ユーロは正午に比べ対円で小動き、対ドルは強含み。午後3時は、1ユーロ=168円69~70銭(前日午後5時、169円39~40銭)、対ドルでは1.1609~1610ドル(同1.1498~1498ドル)。

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