〔東京株式〕小動き=材料難続く(3日後場中盤) 2025年06月03日 13時55分

 (13時40分)日経平均株価は小動き。手掛かりがなく売り買いともに積極的な動きは見られない。市場関係者は、既に株価は高値の水準にあるとし、一段と水準を切り上げるには「米関税政策を巡る協議の進展など、追加材料が必要になる」(国内運用会社)と話していた。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比57円32銭高の3万7527円99銭で始まった。前場に続き、半導体など値がさ株が上昇しているが、新規の手掛かり材料に乏しく、日経平均は前場終値から横ばいとなっている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比76円18銭高の3万7546円85銭と小幅に上昇した。米ハイテク株高を好感して、半導体関連など値がさ株が買われた。前場寄り付きと比べて円安に振れたことも指数の支えとなった。一方で、米株先物の時間外取引が軟調だったことが投資家心理の重しとなり、上値は限定的だった。東証株価指数(TOPIX)は3.31ポイント安の2773.98。
 33%の銘柄が値上がりし、63%が値下がりした。出来高は7億8401万株、売買代金は1兆9831億円。
 業種別株価指数(33業種)は、鉱業、機械、パルプ・紙などが上昇。下落は電気・ガス業、不動産業、輸送用機器など。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は続伸。出来高2億8028万株。
 【グロース】グロース250は続伸。グロースCoreは小幅高。

 (10時15分)日経平均株価は小幅高で推移している。ファーストリテ〈9983〉や半導体関連など値がさ株の一角がけん引する一方で、ドル安・円高が重しとなり、輸送用機器など輸出関連株は下落している。東証プライム市場の騰落率でも値下がり銘柄が約6割を占め、売りが優勢となっている。
 市場関係者は「10年物国債の金利上昇や、米株先物の時間外取引が軟調なことも投資家心理の重しになっている」(大手証券)と指摘していた。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比127円64銭高の3万7598円31銭と上昇して始まった。米国株式市場が堅調に推移したため、前日までに下げた銘柄に買い戻しが入っている。

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