〔東京株式〕安値圏もみ合い=様子見姿勢広がる(5日後場中盤) 2025年06月05日 13時56分
(13時40分)日経平均株価は下げ幅を幾分拡大し、安値圏でもみ合う展開。市場関係者は「前日に発表された米経済指標が軟調だったことから、6日発表の米雇用統計を控えて様子見姿勢が広がっている」(国内運用会社)との見方を示していた。
(後場寄り)後場の日経平均株価は前日比142円42銭安の3万7605円03銭で始まった。前場に引き続き為替の円高が嫌気された軟調な展開で、輸出関連株の値下がりが目立っている。
(前引け)【プライム】午前の日経平均株価は前日比88円99銭安の3万7658円46銭と、小幅に下落して終了した。為替の円高が重しとなり、輸出関連銘柄が値下がりした。ただ、米半導体株高を受け関連銘柄が上昇し、指数の下値は限られた。東証株価指数(TOPIX)は21.02ポイント安の2764.11。
54%の銘柄が値下がりし、41%が値上がりした。出来高は7億4408万株、売買代金は1兆9645億円。
業種別株価指数(33業種)は海運業や石油・石炭製品、輸送用機器、銀行業が下落率上位。半面、金属製品や陸運業などが上昇した。
【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅高。出来高2億6210万株。
【グロース】グロース250とグロースCoreはともに上昇。
(10時10分)日経平均株価は寄り付きからやや下げ幅を縮小した。為替の円高が響き自動車など輸出関連銘柄が下落している半面、前日の米半導体株高に追随し、アドバンテスや東エレクなど値がさの半導体関連銘柄が上昇。日経平均を下支えしている。市場関係者は「為替が円安方向に進めば日経平均はプラスに転じる場面もあるかもしれないが、米国と各国との通商交渉の先行き不透明感がある中、大きく上昇していく環境にはない」(大手証券)と話していた。
(寄り付き)日経平均株価は前日比157円06銭安の3万7590円39銭で始まった。為替の円高を嫌気し、売りが先行している。