中国調査船、日本のEEZ内で活動=沖ノ鳥島周辺、5時間後に出る 2025年05月27日 11時16分

第3管区海上保安本部(横浜市)によると、26日午後5時40分ごろ、沖ノ鳥島(東京都小笠原村)の東約270キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船「嘉庚」が、ワイヤのようなものを海中に延ばしているのを海上保安庁の航空機が確認した。
航空機は無線で中止を要求。調査船は同日午後10時45分ごろ、EEZを出た。
政府は中国政府に対し「わが国の同意を得ない海洋の科学的調査は認められない」と外交ルートで抗議した。
沖ノ鳥島周辺のEEZで、中国の海洋調査船が同意を得ずに活動したのは昨年1月1日以来。