中国、0.1%利下げ=預金準備率も引き下げ 2025年05月07日 10時33分

【北京時事】中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は7日、北京市内で記者会見を開き、政策金利に当たる7日物の短期金利を8日付で0.1%引き下げ、1.4%にすると発表した。金融機関から預金を強制的に預かる比率を示す預金準備率も0.5%下げる。対米貿易摩擦が経済の重しとなる中、金融緩和で景気をてこ入れする。
人民銀が利下げに踏み切るのは昨年9月下旬以来ほぼ7カ月ぶり。これに伴い、優良企業向けの貸出金利となる最優遇貸出金利(LPR)1年物なども0.1%下がる見通しだ。
預金準備率の引き下げは15日付。潘氏によると、この措置で1兆元(約20兆円)が市場に放出されるという。