〔東京株式〕軟調=半導体が売られる(16日前場中盤) 2025年04月16日 10時28分
(10時15分)日経平均株価は軟調に推移している。米半導体大手エヌビディア株が時間外取引で急落していることを嫌気し、アドバンテス〈6857〉、東エレク〈8035〉など値がさの半導体関連株が軒並み売られ、指数を押し下げている。
エヌビディアが15日、中国向けに設計した人工知能(AI)製品が米政府による輸出規制の対象になったのに伴い費用を計上すると発表したことが材料視されている。午前10時15分現在、アドバンテスは日経平均のマイナス寄与度1位に位置しており、市場関係者は「エヌビディア株の下落の影響をもろに受けてしまっている」(大手証券)と話していた。
(寄り付き)日経平均株価は前日比17円72銭安の3万4249円82銭と小幅安で始まった。前日の米国市場で主要株価指数がそろって下落した流れを引き継ぎ、半導体関連株の一角が売られているが、金融株には買いが入り、指数を下支えしている。