〔東京株式〕小幅安=中国関連株に売り(5日前場) 2025年02月05日 11時44分

 (前引け)【プライム】米国による対中追加関税の発動を受けて中国関連株が売られ、日経平均株価は前日比71円18銭安の3万8727円19銭と小幅安。一方、東証株価指数(TOPIX)は内需関連株への買いが下支えし、0.03ポイント安の2737.99と、ほぼ横ばいだった。
 37%の銘柄が値下がりし、値上がりは60%。出来高は10億5826万株。売買代金は2兆2898億円。
 業種別株価指数(33業種)は医薬品、サービス業、機械などが下落。上昇は海運業、その他製品、保険業など。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は上昇。出来高は1億9466万株。
 【グロース】グロースCore、グロース250はともに堅調。

 (10時15分)一時300円超高まで上昇した日経平均株価は上げ幅を縮小している。朝方上昇して始まった値がさの半導体関連株の一角が値下がりに転じたことが指数を押し下げている。一方、好調な月次の既存店売上高を発表したファーストリテ〈9983〉は値上がりしているほか、長期金利上昇を受けて金融株の上昇も目立っている。

 (寄り付き)日経平均株価の始値は前日比180円84銭高の3万8979円21銭と上昇して始まった。前日の米国市場では米中貿易摩擦への懸念が強まった一方、トランプ関税の発動が一部先送りされたことを好感した買い戻しの動きがみられ、主要株価指数はそろって上昇した。この流れを引き継ぎ、幅広い業種に買いが入っている。

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