トヨタ、純利益を上方修正＝４．５兆円、円安など寄与―２５年３月期 2025年02月05日 13時47分
トヨタ自動車は５日、２０２５年３月期連結業績予想（国際会計基準）を上方修正し、純利益を４兆５２００億円（従来予想３兆５７００億円）と１兆円近く引き上げた。認証不正やリコール（回収・無償修理）に伴う減産の影響がほぼ解消し生産・販売が堅調に推移するほか、円安なども寄与する。
このほか、売上高に当たる営業収益は４７兆円（従来予想４６兆円）、本業のもうけを示す営業利益は４兆７０００億円（同４兆３０００億円）にそれぞれ上方修正した。
ダイハツ工業や日野自動車を含むグループ全体の世界販売台数見通しは１０８５万台に据え置いた。通期の想定為替レートは１ドル＝１５２円（同１４７円）、１ユーロ＝１６４円（同１６１円）と、それぞれ円安方向に見直した。
同時に発表した２４年４～１２月期連結決算は、営業収益が前年同期比４．９％増の３５兆６７３５億円、純利益は３．９％増の４兆１００３億円と同期で初めて４兆円台に乗せた。一方、営業利益は１３．２％減の３兆６７９４億円と２年ぶりにマイナスとなったが、過去２番目の高水準だった。