〔ロンドン外為〕円下落、147円台後半(21日午前10時) 2025年08月21日 18時19分

 【ロンドン時事】21日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台後半に下落した。前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がインフレ上昇リスクへの懸念を示す内容だったことで、円売り・ドル買いが進んだ海外市場の流れを引き継いだ。午前10時現在は147円53~63銭と、前日午後4時(146円95銭~147円05銭)比58銭の円安・ドル高。
 円は序盤、海外市場での軟調推移を引き継ぐ中、時間外取引での米長期金利の小幅上昇を意識した円売り・ドル買いも見られ、値を下げる展開。ただ、147円60銭近辺では底堅く、22日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演を前に積極的な売買は手控えられ、小幅なレンジでこう着している。
 対ユーロは1ユーロ=171円95銭~172円05銭(前日午後4時は171円39~49銭)と、56銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1650~1660ドル(同1.1658~1668ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3461~3471ドル(同1.3468~3478ドル)。

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