中国主席がチベット訪問=自治区成立60年、記念行事に初出席 2025年08月21日 17時44分

20日、中国チベット自治区ラサに到着した習近平国家主席(中央)(EPA時事)
20日、中国チベット自治区ラサに到着した習近平国家主席(中央)(EPA時事)

 【北京時事】中国の習近平国家主席(共産党総書記)は21日、チベット自治区の区都ラサで開かれた自治区成立60年の記念行事に出席した。国営新華社通信が伝えた。自治区成立の記念行事に最高指導者が出席するのは初めて。「分裂主義者」と見なすチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世をけん制する狙いがあるとみられる。
 記念行事はラサ中心部のポタラ宮前の広場で開かれ、約2万人が参加した。党序列4位の王滬寧・全国政治協商会議主席は演説で「チベットの経済社会は全面的に発展した」と統治の成果を主張し、党の下で団結するよう求めた。 

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