〔ロンドン外為〕円上昇、143円台後半(12日午前10時) 2025年06月12日 18時38分

 【ロンドン時事】12日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、トランプ米政権による関税政策への警戒感が根強く、円買い・ドル売りが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=143円台後半に上昇した。午前10時現在は143円74~84銭と、前日午後4時(144円75~85銭)比1円01銭の円高・ドル安。
 円は序盤、米国の高関税政策を巡る先行き不透明感の広がりを背景に、円が買われる展開。その後、時間外取引での米長期金利の動向を意識した取引となり、米金利が低下に転じると、円は強含んだ。
 対ユーロは1ユーロ=165円95銭~166円05銭(前日午後4時は166円21~31銭)と、26銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1539~1549ドル(同1.1476~1486ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3561~3571ドル(同1.3534~3544ドル)。

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