〔ロンドン外為〕円上昇、143円台前半(23日午前10時) 2025年05月23日 18時27分
【ロンドン時事】週末23日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米国の財政悪化に対する懸念が根強い中、円買い・ドル売りが優勢となり、1ドル=143円台前半に上昇した。午前10時現在は143円26~36銭と、前日午後4時(143円71~81銭)比45銭の円高・ドル安。
米下院が前日、トランプ大統領の看板政策である大規模減税を盛り込んだ法案を可決したことを受け、市場では米国の財政悪化を警戒して安全資産へ逃避する動きが見られた。143円20銭近辺では、持ち高調整の円売り・ドル買いも出てもみ合った。
対ユーロは1ユーロ=162円49~59銭(前日午後4時は162円07~17銭)と、42銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1337~1347ドル(同1.1273~1283ドル)。
ポンドは1ポンド=1.3483~3493ドル(同1.3419~3429ドル)。