〔ロンドン外為〕円上昇、144円台前半(21日午前10時) 2025年05月21日 18時16分

 【ロンドン時事】21日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米財政悪化懸念を背景に円買い・ドル売りが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=144円台前半に上昇した。午前10時現在は144円07~17銭と、前日午後4時(144円52~62銭)比45銭の円高・ドル安。
 日米財務相会談での米国による円安是正要請を警戒した円買い・ドル売りも見られ、円が堅調に推移した海外市場の流れを引き継いだ。米国のトリプル安(株安・債券安・通貨安)懸念がくすぶる中、ロンドン市場の序盤は円買いが優勢だったものの、143円40銭台で買いが一巡。その後は円の売り戻しが出て、じり安に推移した。
 対ユーロは1ユーロ=163円13~23銭(前日午後4時は162円87~97銭)と、26銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1318~1328ドル(同1.1264~1274ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3394~3404ドル(同1,3363~3373ドル)。

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