〔ロンドン外為〕円上昇、145円台前半(16日午前10時) 2025年05月16日 18時15分

 【ロンドン時事】週末16日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、来週に日米財務相会談を控える中、米長期金利の下落を眺めた円買い・ドル売りが優勢となり、1ドル=145円台前半に上昇した。午前10時現在は145円25~35銭と、前日午後4時(145円80~90銭)比55銭の円高・ドル安。
 市場では、日米財務相会談で米国が円安是正を求めるとの見方が浮上していることも、円買い・ドル売りを誘った。ロンドン市場でも堅調な円相場の流れは続き、一時144円90銭台まで上昇。ただ、米金利が上昇に転じると、円もつれて上げ幅を縮小した。
 対ユーロは1ユーロ=162円68~78銭(前日午後4時は163円11~21銭)と、43銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1194~1204ドル(同1.1182~1192ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3299~3309ドル(同1.3274~3284ドル)。

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