〔ロンドン外為〕円下落、145円台前半(9日午前10時) 2025年05月09日 18時25分

 【ロンドン時事】週末9日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、週末に行われる米中貿易交渉への警戒感が広がる中、米長期金利の上昇を眺めた円売り・ドル買いが優勢となり、1ドル=145円台前半に下落した。午前10時現在は145円13~23銭と、前日午後4時(144円96銭~145円06銭)比17銭の円安・ドル高。
 円相場は、8日の米英貿易合意や、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに対する慎重姿勢を受けて、一時146円台まで下落した後、買い戻しが入った海外市場の流れを引き継いだ。序盤に145円近辺を付けたものの、時間外取引で米金利が上昇に転じると、売られる展開。市場は米中協議を控えて様子見ムードが出ている。
 対ユーロは1ユーロ=163円38~48銭(前日午後4時は163円48~58銭)と、10銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1252~1262ドル(同1.1273~1283ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3266~3276ドル(同1.3303~3313ドル)。

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