〔米株式〕ダウ小幅続伸、20ドル高=米中貿易摩擦の警戒和らぐ(25日) 2025年04月26日 05時36分
【ニューヨーク時事】週末25日のニューヨーク株式相場は、米中貿易摩擦への過度な警戒感が和らぐ中、小幅続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比20.10ドル高の4万0113.50ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は216.90ポイント高の1万7382.94で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億3869万株減の9億5730万株。
ダウは直近3営業日で1900ドル超上げたため、取引開始後は利益確定の売りが先行。米ミシガン大が発表した4月の消費者調査では、1年先の期待インフレ率が6.5%と1981年以来の高水準を付けた。高関税政策による物価高再燃リスクが嫌気され、ダウの下げ幅が拡大した。
一方、中国政府が米国製の一部半導体について報復関税の対象から除外したなどとする報道を手掛かりに買い安心感も広がり、ダウはプラス圏に切り返した。半導体大手エヌビディアは4.3%高と、相場をけん引した。
この他のダウ構成銘柄は、メルクが3.6%高、マイクロソフトが1.2%高、アマゾン・ドット・コムが1.3%高。ユナイテッドヘルス・グループは1.3%安、ベライゾン・コミュニケーションズは2.1%安、ナイキは1.5%安だった。