〔NY外為〕円、一時151円台前半(6日) 2025年02月07日 07時33分
【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、日銀の追加利上げ観測を背景に円買い・ドル売りが優勢となり、円相場は一時、1ドル=151円台前半まで上昇した。昨年12月中旬以来約2カ月ぶりの高値。午後5時現在は151円42~52銭と、前日同時刻(152円54~64銭)比1円12銭の円高・ドル安。
日銀の田村直樹審議委員がこの日、2025年度後半には少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げることが必要だと発言し、市場で早期の追加利上げに前向きだと受け止められた。東京市場で円買い・ドル売りが進んだ流れをニューヨーク市場でも引き継いだ。
市場では翌日発表される1月の米雇用統計が注視され、「堅調な雇用の伸びが続いたと示される」(日系金融機関)との見方が出ている。米長期金利はこの日、雇用統計を控え方向感に欠ける展開となったが、前日の急低下を受けてやや上昇した。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0378~0388ドル(前日午後5時は1.0398~0408ドル)、対円では同157円25~35銭(同158円71~81銭)と、1円46銭の大幅な円高・ユーロ安。