〔NY外為〕円上伸、151円台後半(6日午前11時) 2025年02月07日 01時13分
【ニューヨーク時事】6日午前のニューヨーク外国為替市場では、日米金利差縮小観測を背景に円買い・ドル売りが強まり、円相場は一時、1ドル=151円66銭付近と、昨年12月中旬以来約2カ月ぶりの高値水準まで上昇した。午前11時現在は151円65銭~75銭と、前日午後5時(152円54~64銭)比89銭の円高・ドル安。
田村直樹日銀審議委員が6日に行った講演で「2025年度後半には少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが必要だ」と発言。追加利上げに前向きな姿勢が示されたと受け止められ、日米金利差の観点から円買い・ドル売りが進行。東京市場では一時151円台後半まで上昇し、約2カ月ぶりの高値を付けた。ニューヨーク市場入り後も円高・ドル安基調が継続。その後、円は上げ幅を拡大している。
一方、米労働省が朝方発表した新規失業保険申請は、1日までの1週間で前週比1万1000件増の21万9000件と、2週ぶりの悪化。市場予想(ロイター通信調べ)の21万3000件を上回ったが、市場の反応は限定的だった。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0365~0375ドル(前日午後5時は1.0398~0408ドル)、対円では同157円25~35銭(同158円71~81銭)と、1円46銭の円高・ユーロ安。