〔米株式〕NYダウ5日ぶり反落、140ドル安=ナスダックも安い(24日) 2025年01月25日 06時47分
【ニューヨーク時事】週末24日のニューヨーク株式相場は、前日までの株価上昇を受けて利益確定の売りなどが出て、5営業日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比140.82ドル安の4万4424.25ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は99.38ポイント安の1万9954.30で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比4950万株増の9億4520万株。
ダウは、前日までの4営業日で1400ドル超上昇。この日は持ち高調整や利益確定の売りが先行した。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催や、マイクロソフトなど大手企業の決算発表を控え、様子見ムードも強かった。
日系証券筋は「同社の設備投資の状況に注目している」(日系証券筋)と話した。市場では、FOMCで政策金利の据え置きが決定されると織り込まれている。
ダウ構成銘柄ではエヌビディアは3.1%安。アップルは0.4%安、IBMは0.6%安とハイテク銘柄などが軟調だった。この日決算を発表したアメリカン・エキスプレスは1.4%安だった。
ボーイングも1.4%安。同社は前日、来週発表の10~12月期決算で民間航空機と防衛・宇宙部門で計28億ドルの損失を計上するとの見通しを発表した。
一方で、ウォルマートとウォルト・ディズニーはそれぞれ1%上昇。コカ・コーラは0.6%高となった。