〔NY外為〕円、156円台前半(24日朝) 2025年01月24日 23時11分
【ニューヨーク時事】週末24日午前のニューヨーク外国為替市場では、日銀の利上げ決定を受けた円買い・ドル売りが一巡し、円相場は1ドル=156円台前半に弱含んでいる。午前9時現在は156円30~40銭と、前日午後5時(156円02~12銭)比28銭の円安・ドル高。
日銀はこの日の金融政策決定会合で0.25%の利上げを決定。また、2025年度の消費者物価指数の伸び率見通しを引き上げ、円は一時154円台に上昇した。しかし、会合後の記者会見で、植田総裁は追加利上げのペースやタイミングについて「予断を持っていない」と述べるにとどめ、円買いの勢いはあと失速した。
一方、朝方にかけてはドルも対主要通貨で軟調に推移。トランプ米大統領は23日夜に放映された米テレビのインタビューで、中国に対する関税は「使わない方がよい」と話し、交渉を重視する考えを示した。ただ、米長期金利は引き続き高止まりしており、ドルの下げ幅も限定的となっている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0460~0470ドル(前日午後5時は1.0410~0420ドル)、対円では同163円60~70銭(同162円44~54銭)と、1円16銭の円安・ユーロ高。