〔NY外為〕円、156円台前半(23日) 2025年01月24日 07時42分
【ニューヨーク時事】23日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えて、持ち高調整の円買い・ドル売りが優勢となり、1ドル=156円台前半に上昇した。午後5時現在は156円02~12銭と、前日同時刻(156円46~56銭)比44銭の円高・ドル安。
市場では、日銀は24日に開催する会合で追加利上げを決定すると予想される中、「今後の利上げペースを探るため、会見での植田和男総裁の発言などに注目している」(日系金融機関)との声も聞かれた。
一方、トランプ米大統領は23日、スイスで開催中の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)での演説で石油輸出国機構(OPEC)に原油価格を下げるよう求めると主張したほか、金利を巡って「即座の引き下げを要求する」と述べた。一方で同氏は、関税強化についての詳細な計画は明らかにしなかった。発言を踏まえ、円は上げ幅を拡大した。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0410~0420ドル(前日午後5時は1.0404~0414ドル)、対円では同162円44~54銭(同162円90銭~163円00銭)と、46銭の円高・ユーロ安。