〔東京株式〕4万円に接近=自動車株持ち直す(23日後場中盤) 2025年01月23日 13時54分

 (13時49分)日経平均株価は上げ幅を広げ、4万円に接近している。「短期筋中心の動きで、底堅さが見られると買いが入るなど不安定な展開だ」(国内証券)という。引き続き人工知能(AI)関連株の強さが目立つほか、前場は弱めだった自動車株なども持ち直している。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比204円15銭高の3万9850円40銭と前場終値を上回って始まるなど、しっかり。大型株中心に値上がりし、日経平均も東証株価指数(TOPIX)もプラス圏での推移が続いている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比183円86銭高の3万9830円11銭、東証株価指数(TOPIX)は9.63ポイント高の2746.82と、ともに続伸した。引き続き米国における巨額の人工知能(AI)インフラ投資を期待した買いが関連株に入り、相場を支えた。ただ、利益確定売りなども出て株価指数の上値を抑えた。
 29%の銘柄が値上がりし、67%が値下がりした。出来高は9億7201万株、売買代金は2兆4323億円。
 業種別株価指数(33業種)はその他製品、情報・通信業、パルプ・紙などが上昇した。下落は電気・ガス業、食料品、医薬品など。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は小反落。出来高1億9988万株。
 【グロース】グロース250とグロースCoreは下落。

 (10時20分)日経平均株価は一時前日終値近辺まで押され、東証株価指数(TOPIX)はマイナス圏に沈む場面があるなど、株価指数は上値が重い。「寄り後は買いの勢いがなくなっている。関税など米トランプ政権の経済政策に不透明さがある上、日銀の金融政策決定会合もあり、様子見姿勢が出やすい」(大手証券)とされ、プライム銘柄の6割は下落している。ソフトバンクG〈9984〉やアドバンテス〈6857〉、フジクラ〈5803〉など米国の人工知能(AI)インフラ構築に関連した銘柄の一角は引き続き値を上げて相場を支えているが、「これら値がさ株が値を消すと、日経平均もマイナスに転じる可能性がある」(同)という。

 (寄り付き)前場の日経平均株価は前日比163円81銭高の3万9810円06銭と上昇して始まった。前日の米国株高を引き継ぎ、買いが先行している。

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