〔NY金〕反発、2344.40ドル(24日) 2024年06月25日 04時24分

 【ニューヨーク時事】週明け24日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドルの下落を好感した買いに反発した。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前週末比13.20ドル(0.57%)高の1オンス=2344.40ドル。
 この日は主要な米経済指標の発表がなく、狭いレンジ内での取引となった。外国為替市場ではユーロに対してドル売りが優勢。ドル建てで取引される金の割安感が意識され、買いを誘った。また米長期金利の上昇が一服したことも相場の支援材料となり、金相場は終日プラス圏で推移した。
 今週は個人消費支出(PCE)物価指数の発表や、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの講演を控えており、市場では今後の金融政策に関する手掛かりを得たいとの思惑が強い。

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