豪国防相、「もがみ型」視察へ=来月2プラス2で訪日 2025年08月25日 15時23分

オーストラリアのマールズ副首相兼国防相=6月5日、インドネシア・ジャカルタ(AFP時事)
オーストラリアのマールズ副首相兼国防相=6月5日、インドネシア・ジャカルタ(AFP時事)

 【シドニー時事】オーストラリアのマールズ副首相兼国防相が9月初旬に日本を訪れ、豪海軍の次期フリゲート艦のベースとなる海上自衛隊の「もがみ型」護衛艦を視察する方向で調整していることが25日、分かった。複数の関係筋が明らかにした。マールズ氏は東京で日豪の外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)に出席する予定だ。
 豪政府は今月5日、豪フリゲート艦11隻の新造計画で、もがみ型の改良型を採用する方針を決定。来年の正式契約に向け、価格交渉を日本側と進めている。もがみ改良型は、従来の半分に相当する約90人の乗組員で運用でき、米軍と共通のミサイルシステムを搭載可能なことが利点。マールズ氏は海自横須賀基地(神奈川県横須賀市)でのもがみ型視察を通じ、性能などを確認したい意向だ。 

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