日米含む多国間演習開始=海・空自が初参加―インドネシア軍 2025年08月25日 11時23分

【ジャカルタ時事】インドネシア軍と米軍が中心の多国間演習「スーパー・ガルーダ・シールド」の開始式が25日、ジャカルタで行われた。自衛隊も参加し、9月4日までの期間中に、西部スマトラ島などで離島奪還作戦を想定した空挺(くうてい)降下や着上陸、戦闘射撃を訓練する。
自衛隊は陸海空から約750人が参加。これまでは陸自のみが派遣されていたが、初めて海空も加わり、統合運用能力の強化を図る。日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」実現につなげる狙いもある。
インドネシア陸軍は2007年に米陸軍との演習「ガルーダ・シールド」を開始。参加国と軍種を拡大した22年からは、現在の名称を使っている。自衛隊によると、今回はシンガポールやオーストラリア、オランダなど、オブザーバーを含め17カ国から計6500人程度が訓練に臨む。