サウジ「2国家共存支持を」=パレスチナ巡る会合で―国連本部 2025年07月30日 09時17分

【ニューヨーク時事】サウジアラビアのファイサル外相は29日、ニューヨークの国連本部で開かれているイスラエルとパレスチナの「2国家共存」を目指す国際会合で、作業部会が取りまとめた共同宣言への支持を参加各国に訴えた。宣言は共同議長を務めるフランスとサウジに加え、日本を含む15カ国と欧州連合(EU)、アラブ連盟が作成した。
ファイサル氏は「2カ国共存を実行し、平和と安全を保証するためのものだ」と強調。9月上旬の第79回国連総会の会期末までに支持を表明するよう呼び掛けた。
「ニューヨーク宣言」と題された7ページの文書は、パレスチナ自治区ガザでの戦闘終結やイスラム組織ハマスのガザ統治の終了、パレスチナの国家承認などを求める。