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　【シンガポール時事】中国軍南部戦区は３１日、南シナ海のスカボロー礁（中国名・黄岩島）周辺の海空域で「戦闘準備パトロール」を同日実施したと発表した。「関連地域の管理・コントロール能力を強化し、国家主権と安全を断固として守る」と主張。中国海警局も同日、周辺海域でパトロールを実施した。
　発表のほぼ同時刻には、ヘグセス米国防長官がシンガポールで開催中のアジア安全保障会議（通称シャングリラ会合）で演説していた。ヘグセス氏が対中批判を展開することを見越し、けん制する意図があったもようだ。ヘグセス氏は演説で、台湾海峡や南シナ海における中国の威圧的行動に警鐘を鳴らした。