新興極右、第2党に浮上=全議席が確定―ポルトガル総選挙 2025年05月29日 08時07分

ポルトガル極右政党シェーガのベントゥーラ党首=20日、リスボン(EPA時事)
ポルトガル極右政党シェーガのベントゥーラ党首=20日、リスボン(EPA時事)

 【パリ時事】18日投票のポルトガル議会(一院制、定数230)選挙は28日、在外投票の開票が終わり、全議席が確定した。モンテネグロ首相の社会民主党を中心とする中道右派連合は最大勢力の座を維持。一方、新興極右シェーガが躍進を続け、第2党に浮上した。
 選管によると、中道右派連合は昨年3月の前回選挙比11増の91議席、シェーガは10増の60議席とした。第2党だった中道左派の社会党は20減の58議席と惨敗。シェーガに競り負けて第3党に転落した。同党は22年の選挙で120議席を獲得したが、その後は党勢の衰えに歯止めがかからない状況だ。 

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