米、イスラエルへの武器供与継続=ガザでの人道措置「進展」 2024年11月13日 08時06分

12日、レバノンの首都ベイルート南郊で、イスラエル軍の攻撃を受けて立ち上る煙(AFP時事)
12日、レバノンの首都ベイルート南郊で、イスラエル軍の攻撃を受けて立ち上る煙(AFP時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの人道状況の改善をイスラエルに求めていた米国は12日、相応の措置が講じられたとして、イスラエルへの武器供与を続けると表明した。パテル米国務省副報道官が記者会見で明らかにした。米国は10月13日、30日以内に対策を取るよう要請し、状況に進展が見られなければ供与を停止することを示唆していた。
 国務省によると、訪米中のイスラエルのデルメル戦略問題相は11日、ブリンケン国務長官と会談し、ガザの人道危機への対応策を説明した。これを受けパテル氏は、イスラエルがガザ境界の検問所を新たに開放したことなどを挙げ、状況が「ある程度進展した」と語った。紛争地域向けの人道支援を阻害する国への武器移送を規制する国内法に「イスラエルが違反しているとは評価しない」と述べた。 

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