いったん調整も、年末4万円超
moomoo証券社長・伊沢フランシスコ氏 2025年07月24日 14時58分

 日経平均株価は今後1~3カ月の間に一時的に調整局面を迎えた後、年末にかけて再び4万円超を目指す展開を予想している。
 トランプ米政権による関税政策発表を受け、株価は4月に急落したが、堅調な企業業績を背景に投資資金が流入し回復した。加えて、日米関税交渉が今月23日に合意し、市場の不透明感はひとまず後退している。
 ただし、関税コストが米企業の業績を圧迫し、米株安が日経平均にも下押し圧力となる可能性は今後高まる。一時的には、3万4500~3万6000円程度まで下落する局面も想定される。
 その後は、トランプ政権が来年の中間選挙を見据えて経済支援策を打ち出せば、株価は回復基調に転じる可能性がある。
 部門別では、人工知能(AI)の普及を背景に、半導体関連株が引き続き市場のけん引役として期待される。銀行株や防衛関連株にも注目が集まるだろう。

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