秋に4万3000円も
岩井コスモ証券投資情報センター長・林卓郎氏 2024年07月12日 15時25分

 急ピッチな上昇が続いたが、上げ一服から日経平均株価は4万円程度まで下値を試す場面もあるだろう。しかし、中間決算の発表を経た11月前半ごろには4万2000~4万3000円程度まで上昇するだろう。
 日経平均構成銘柄の1株当たり利益(EPS)は現状2400円程度だが、好業績が確認されれば5%上振れて2500円程度まで上昇すると予想する。期初段階での今期の業績見通しは保守的なものが多いが、上方修正されるだろう。企業の想定為替レートに比べて円安が続いているほか、日銀短観からも今後の設備投資に対する企業の前向きな姿勢が見られる。工作機械受注もプラスとなっていることに加え、賃上げや定額減税の効果も期待される。
 企業の自社株買いも引き続き相場を下支えしており、企業業績と景気の堅調さが確認されれば徐々に上値を試していく展開になると予想する。

私の相場観